どっぐらんの裏側

今まで書いた物まとめたり、ちょっと長めの独り言呟いたり。※無断転載禁止

2021-01-14から1日間の記事一覧

神とその巫女になった少女の話07

大正時代の結婚について、皆さまはどのようなイメージをお持ちで御座いましょう。女に自由意思はなく、貴族の娘ともなれば許嫁や婚約者がおり、まだ少女の内から結婚して子供を産む。対する男は妾を持ち花街へ出かけ、割合と自由に過ごしている、と思う方も…

神とその巫女になった少女の話06

江戸の時代、人々がまだ信心深く、神社参拝のために休みが与えられていた頃。神の力が未だ隆盛であった時代から、数えるところ僅か半世紀余り。この物語の舞台となります大正の頃には既に人の心は神から離れはじめ、また多くの神社が取り壊された後で御座い…

神とその巫女になった少女の話05・5

神とその巫女になった少女の話05

此処日の本は世界に比べて神の多い風土で御座いますれば、当然信仰の形も様々で御座います。風を畏怖する者、樹木を崇める者、水を神聖とする者、星に祈る者。八百万、全ての存在に感謝を続ける風土で御座いますれば、当然視える者もそれなりに多い国では御…

神とその巫女になった少女の話04

この時代の学業と申しますれば、男と女では大分差異がございました。男はあくまでより良い職を得るため。あるいは将来お国の役に立つために、医者や官僚、学者や政治家を目指して勉学に励む物で御座います。対する女は家庭に入って後に苦労しないため、家事…

神とその巫女になった少女の話03

皆々様におかれましては”ペット”をお飼いの方々も多数いらっしゃる事かと存じます。そもこの日の本におけるペットの歴史を掘り下げますと実に縄文の頃まで遡りまして、犬はその頃から人間の友で御座いました。されどその頃においてはまだ”愛玩”には至らず、…

神とその巫女になった少女の話02

さてさて斯くも奇妙な物語。今や幕は上がり切り、舞台の役者も正しき位置に立ち並びました模様で御座います。神とその巫女は十年近くの時を経て再び本来在るべき関係に相成りますれども、時代はまさに近代化の只中。人々の中には神や仏や妖怪等と云う存在を…

神とその巫女になった少女の話01

美しい、音が響いて参りました。其れは笛の音とも琴の音ともピアノの音とも違い、何とも物哀しく心震わせる音でありました。故に長く眠りに就いていた其の者は目を覚まし、形を成して地を踏みしめたので御座います。

千の春に咲くシリーズ

これは1とか2とかがない上にかなり順不同で上げてるので、とりあえずここにリンク貼る感じでまとめていきます。 一応今後未発表分上げる時も上から順番になるように努力はするけど、間違っちゃったらごめんね♡

だからタイトル考えるの苦手なんだってばよ(記念すべき一回目の記事)

犬はある日、考えました。 連載中の諸々、とっ散らかり過ぎて探すの面倒だなぁ……って。 いやぷらいべったーさんには大変お世話になってます。なーんにも面倒な手順を踏む事なく、ぽんと開いてぽんと上げられるんだもん。すげーよあのツール。 ただね、犬って…